小物ラヲタのラーメン日記

3軒目は、和歌山市でも中心街にある老舗食堂です。古き昭和のノスタルジーな雰囲気ある佇まいで、食堂の名の通り、うどん等の麺類や丼もの等、メニューも豊富です。


ただ驚いたのは、中華そばだけ異様に高い価格設定。
うどんが350円等、全てのメニューがリーズナブルな価格設定に対して、中華そばのみが何より高く、それは近辺のラーメン店よりで一杯800円という強気の価格設定です。


●中華そば

茶濁のまったりとした粘度あるスープは、髄の旨味まで抽出された重厚なボディで、しっかりと旨味のある豚骨醤油です。舌にざらつきと獣臭さはあるものの、それこそ豚骨食ったどー！！
って位、旨味のベクトルが高く、甘味ある醤油のカエシがカドの立たない円やかで丸みある輪郭へと仕上げてます。このスープの内容が、いずれに属しないオリジナリティがありますね。




麺は、一般的な和歌山ラーメンとは異なる特徴的なストレート太麺です。
もっちりとコシのある食感で、重厚なスープにマッチした存在感あるもの。
和歌山ラーメンで使われている細麺と違うのも山為流なんでしょうかね。


具材は、チャーシュー･蒲鉾･千代巻･刻み葱です。
チャーシューは、しっとりと柔らかく箸で掴んでも崩れ落ちる程、とろとろで脂身が甘いです。

残念なのは葱…
潰れてグジュグジュした、作り置きされて時間が経った様な…。

ねちょっとして…
前半、スープを掻き回して無かったのも、葱を混ぜると…

はい、以上です。

スープが良かったとは言い難いが、麺が他店より突出した印象を持たせる。
が、価格と葱(しつこい)はどうなんでしょうか？
さすが、ラーメンWalkerTV2のテレビ取材で｢うちは、井出系でも車庫前系でも無い、山為系です！｣と、語るだけはありますね。
確かにそうなんですけどね…

と、ネチネチと言わんと、さぁ次行こ〜！

『山為食堂』
和歌山県和歌山市福町12
073-422-9113
営業時間:11:00-17:00
定休日:日曜･祝日
駐車場:あり

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